LBitmap Class
指定された LBitmapData オブジェクトを参照するようにビットマップオブジェクトを初期化します。 LBitmap クラスはビットマップイメージを表す表示オブジェクトを表します。これらは LLoader クラスによってロードするイメージか、LBitmap() コンストラクターによって作成するイメージです。 LBitmap() コンストラクターを使用すると、LBitmapData オブジェクトへの参照を含んだビットマップオブジェクトを作成できます。ビットマップオブジェクトの作成後、親 DisplayObjectContainer インスタンスの addChild() メソッドまたは addChildAt() メソッドを使用して表示リスト上にビットマップを配置できます。 LBitmap オブジェクトの BitmapData への参照は、translation プロパティまたは rotation プロパティと関係なく、複数の LBitmap オブジェクトで共有できます。作成した複数のビットマップオブジェクトで同じ LBitmapData オブジェクトを参照することができるため、各表示オブジェクトインスタンスに関する LBitmapData オブジェクトのメモリのオーバーヘッドを避けつつ、複数の表示オブジェクトで同一の複雑な LBitmapData オブジェクトを使用することができます。 LBitmap オブジェクトを使用して LBitmapData オブジェクトを画面に描画するには、ベクターレンダラーをビットマップ塗りつぶしのシェイプとして使用するか、高速なピクセルコピールーチンを使用します。ピクセルコピールーチンはベクターレンダラーよりも高速です。 注意:LBitmap クラスは InteractiveObject クラスのサブクラスではないため、マウスイベントを送出できません。しかし、ビットマップオブジェクトを格納した表示オブジェクトコンテナの addEventListener() メソッドを使用できます。
Constructor
LBitmap
-
bitmapData
Parameters:
-
bitmapData
LBitmapDataLBitmapData オブジェクトが参照されます。
Example:
Linit(50, "mylegend", 800, 480, main);
function main () {
var loader = new LLoader();
loader.addEventListener(LEvent.COMPLETE, loadBitmapdata);
loader.load("lufylegend.js.png", "bitmapData");
}
function loadBitmapdata (event) {
var bitmapdata = new LBitmapData(event.currentTarget);
var bitmap = new LBitmap(bitmapdata);
addChild(bitmap);
}
Item Index
Methods
Properties
Events
Methods
addEventListener
-
type
-
listener
イベントリスナーオブジェクトを LEventDispatcher オブジェクトに登録し、リスナーがイベントの通知を受け取るようにします。イベントリスナーは、特定のタイプのイベント、段階、および優先度に関する表示リスト内のすべてのノードに登録できます。
イベントリスナーが正常に登録された後に、addEventListener() をさらに呼び出して優先度を変更することはできません。リスナーの優先度を変更するには、最初に removeListener() を呼び出す必要があります。その後、同じリスナーを新しい優先度レベルで再度登録できます。
イベントリスナーが不要になった場合は、removeEventListener() を呼び出して、イベントリスナーを削除します。削除しない場合、メモリの問題が発生する可能性があります。
Parameters:
-
type
Stringイベントのタイプです。
-
listener
Functionイベントを処理するリスナー関数です。
callParent
-
functionName
-
arguments
親クラスの関数を呼び出す。
Parameters:
-
functionName
String函数名
-
arguments
Array固定値arguments
Example:
function funA(){
LExtends(this,LObject,[]);
}
funA.prototype.myName = function(){
return "AAA";
}
function funB(){
LExtends(this,funA,[]);
}
funB.prototype.myName = function(){
return "BBB";
}
function funC(){
LExtends(this,funA,[]);
}
funC.prototype.myName = function(){
return this.callParent("myName",arguments);
}
LInit(1000/50,"legend",800,150,main);
function main(){
LGlobal.setDebug(true);
var objB = new funB();
trace(objB.myName());//BBB
var objC = new funC();
trace(objC.myName());//AAA
}
clone
()
LBitmap
public
新しい LBitmap オブジェクトとして、元のインスタンスのクローンを返します。含まれるビットマップはまったく同じコピーになります。
Returns:
元のオブジェクトと同一の新しい LBitmap オブジェクトです。
Example:
var bmd = new LBitmapData("#FF0000", 0, 0, 100, 100);
var bm1 = new LBitmap(bmd);
addChild(bm1);
var bm2 = bm1.clone();
bm2.x = 120;
addChild(bm2);
dispatchEvent
-
event
イベントをイベントフローに送出します。イベントターゲットは LEventDispatcher オブジェクトです。これに対して dispatchEvent() メソッドが呼び出されます。
Parameters:
-
event
LEvent | Stringイベントフローに送出されるイベントオブジェクトです。イベントが再度送出されると、イベントのクローンが自動的に作成されます。イベントが送出された後にそのイベントの target プロパティは変更できないため、再送出処理のためにはイベントの新しいコピーを作成する必要があります。
Returns:
値が true の場合、イベントは正常に送出されました。 function MyEventObject(){ var self = this; LExtends(self,LSprite,[]); self.graphics.drawRect(1,"#000000",[0,0,100,100],true,"#000000"); self.graphics.drawRect(1,"#FF0000",[100,0,100,100],true,"#FF0000"); self.addEventListener(LMouseEvent.MOUSE_UP,self.onclick); self.addEventListener(MyEventObject.CLICK_LEFT,function(event){ trace("dispatchEvent"); }); self.addEventListener(MyEventObject.CLICK_RIGHT,function(event){ trace("dispatchEvent event.name = " + event.name); }); } MyEventObject.CLICK_LEFT = "click_left"; MyEventObject.CLICK_RIGHT = "click_right"; MyEventObject.prototype.onclick = function(event){ var self = event.clickTarget; if(event.selfX < 100){ self.dispatchEvent(MyEventObject.CLICK_LEFT); }else{ var event = new LEvent(MyEventObject.CLICK_RIGHT); event.name = "LEvent Test"; self.dispatchEvent(event); } }
getBounds
-
targetCoordinateSpace
targetCoordinateSpace オブジェクトの座標系を基準にして、表示オブジェクトの領域を定義する矩形を返します。
Parameters:
-
targetCoordinateSpace
LDisplayObject使用する座標系を定義する表示オブジェクトです。
Returns:
targetCoordinateSpace オブジェクトの座標系を基準とする、表示オブジェクトの領域を定義する矩形です。
getDataURL
()
Base64 Image
public
base64でエンコードされた画像の文字列を取得する。
Returns:
base64でエンコードされた画像の文字列。
getHeight
()
Float
public
表示オブジェクトの高さを取得します(ピクセル単位)。
Returns:
オブジェクトの高さ。
Example:
var bitmapdata = new LBitmapData(event.currentTarget);
var bitmap = new LBitmap(bitmapdata);
addChild(bitmap);
trace("height : " + bitmap.getHeight());
getWidth
()
Float
public
表示オブジェクトの幅を取得します(ピクセル単位)。
Returns:
オブジェクトの幅。
Example:
var bitmapdata = new LBitmapData(event.currentTarget);
var bitmap = new LBitmap(bitmapdata);
addChild(bitmap);
trace("width : " + bitmap.getWidth());
hasEventListener
-
type
LEventDispatcher オブジェクトに、特定のイベントタイプに対して登録されたリスナーがあるかどうかを確認します。これにより、LEventDispatcher オブジェクトがイベントタイプの処理をイベントフロー階層のどこで変更したかを判断できます。
Parameters:
-
type
Stringイベントのタイプです。
Returns:
指定したタイプのリスナーが登録されている場合は true、それ以外の場合は false です。
remove
()
public
オブジェクト自体は、親コンテナから除去される。
removeAllEventListener
()
public
LEventDispatcher オブジェクトから全部のリスナーを削除します。
removeEventListener
-
type
-
listener
LEventDispatcher オブジェクトからリスナーを削除します。対応するリスナーが LEventDispatcher オブジェクトに登録されていない場合は、このメソッドを呼び出しても効果はありません。
Parameters:
-
type
Stringイベントのタイプです。
-
listener
Function削除するリスナーオブジェクトです。
Properties
alpha
Float
public
指定されたオブジェクトのアルファ透明度値を示します。有効な値は 0(完全な透明)~ 1(完全な不透明)です。デフォルト値は 1 です。alpha が 0 に設定されている表示オブジェクトは、表示されない場合でも、アクティブです。
Default: 0
blendMode
String
public
使用するブレンドモードを指定する LBlendMode クラスの値です。内部的には、2 つの方法でビットマップを描画できます。ブレンドモードを有効にした場合、または外部クリッピングマスクを使用する場合には、ビットマップで塗りつぶされた四角形シェイプをベクターレンダーに追加することによってビットマップが描画されます。このプロパティを無効な値に設定しようとすると、ランタイムは値を LBlendMode.NORMAL に設定します。
Default: null
filters
Array
public
表示オブジェクトに現在関連付けられている各フィルターオブジェクトが格納されているインデックス付きの配列です。
Default: null
mask
LDisplayObject
public
呼び出し元の表示オブジェクトは、指定された mask オブジェクトによってマスクされます。ステージの拡大および縮小時にマスクが確実に機能するためには、表示リストのアクティブな部分に mask 表示オブジェクトが含まれている必要があります。mask オブジェクト自体は描画されません。マスクを除去するには mask を null に設定します。
Default: null
objectIndex
Int
public
オブジェクトのID
rotate
Float
public
LDisplayObject インスタンスの元の位置からの回転角を度単位で示します。時計回りに回転させる場合は 0 ~ 180 の値を指定します。反時計回りに回転させる場合は 0 ~ -180 の値を指定します。この範囲を超える値は、360 を加算または減算して、範囲内に収まる値になるように調整されます。例えば、my_video.rotate = 450 というステートメントは my_video.rotate = 90 と同義です。
Default: 0
rotateCenter
Boolean
public
LBitmapオブジェクトの回転する中心を自身の中心に有効する。回転すると、マウスイベントや当たり判定が無効になります。マウスイベントや当たり判定を有効にするため、falseに設定しなければなりません。
Default: true
scaleX
Float
public
基準点から適用されるオブジェクトの水平スケール(パーセンテージ)を示します。 デフォルトの基準点は (0,0) です。1.0 は縮尺 100% と同等です。
Default: 1
scaleY
Float
public
オブジェクトの基準点から適用されるオブジェクトの垂直スケール(パーセンテージ)を示します。 デフォルトの基準点は (0,0) です。1.0 は縮尺 100% です。
Default: 1
type
String
public
オブジェクトのタイプ
Default: LBitmap
visible
Boolean
public
表示オブジェクトが可視かどうかを示します。非可視の表示オブジェクトは無効になります。例えば、ある LInteractiveObject インスタンスが visible=false に設定されている場合、これをクリックすることはできません。
Default: true
x
Float
public
親 LDisplayObjectContainer のローカル座標を基準にした LDisplayObject インスタンスの x 座標を示します。変形されている LDisplayObjectContainer にオブジェクトが含まれる場合、そのオブジェクトの座標系は、それを囲む LDisplayObjectContainer のローカル座標系になります。したがって、反時計回りに 90 度回転した LDisplayObjectContainer の場合、その LDisplayObjectContainer の子は、反時計回りに 90 度回転した座標系を継承します。オブジェクトの座標は、基準点の位置を参照します。
Default: 0
y
Float
public
親 LDisplayObjectContainer のローカル座標を基準にした LDisplayObject インスタンスの y 座標を示します。変形されている LDisplayObjectContainer にオブジェクトが含まれる場合、そのオブジェクトの座標系は、それを囲む LDisplayObjectContainer のローカル座標系になります。したがって、反時計回りに 90 度回転した LDisplayObjectContainer の場合、その LDisplayObjectContainer の子は、反時計回りに 90 度回転した座標系を継承します。オブジェクトの座標は、基準点の位置を参照します。
Default: 0
Events
LEvent.ENTER_FRAME
利用不可。